Webプログラマー(PG)の年収がいくらもらえるのか気になりませんか?
この記事では、「Webプログラマー(PG)の平均年収」、「Webプログラマー(PG)が年収アップするための3つの方法」、「ワンランク上のWebプログラマー(PG)になるためのキャリアパス」、「未経験からWebプログラマー(PG)を目指すには」を解説しています。
目次
Webプログラマー(PG)の平均年収は「456万円」
大手求人情報サイトのFind Job!によると、WEBプログラマーの平均年収は456万円でした。400万円台が38%と年収別で最も割合が多かったですが、年収800万円以上も約3%いました。
WEBプログラマーは制作会社だけでなく、システム開発会社やゲーム開発会社、IT系起業、そしてフリーランスプログラマーなど様々な業種や立場で活躍しています。
また年収も業種によって異なり、システム開発会社は平均500万円を超える年収となっており、フリーランスは600万円以上となっていました。
年代別で見ると、30代が約390万円、40代が490万円、50代で588万円と年齢に比例して年収も上がる傾向にありました。実力主義の印象が強いWEBプログラマーですが、会社に勤めている間は実力よりも年功序列が年収の要因として大きいようです。40代になると単なるプログラマーからチームを統括するマネージャー職に就く人も増えて、年収の昇給も早くなります。
20年ほどで年収は200万円近くアップしています。一般的な会社員の昇給率は年間1.4%と言われていますから、昇給の額は高い部類に属すると言えます。
そしてWEBプログラマーは年齢だけでなく、働く地域によっても年収は全く違います。東京では平均年収686万円ですが、佐賀では392万円です。日本の主要地区とも言える大阪で588万円、愛知で539万円、福岡で490万円となっていたので、東京へ一極集中している状態です。
年収の地域差は他の職種に比べて大きいのが特徴で、仕事の求人数も圧倒的に東京に集中しています。WEBプログラマーとして転職するときも東京の方が交渉を有利に進めることができるでしょう。
(参考1:https://www.find-job.net/income/shokushu-203/)
(参考2:http://heikinnenshu.jp/web/webprogramer.html)
Webプログラマーに転職したい方におすすめの転職エージェントを下記の記事でご紹介しています。 Webプログラマー(PG)へ転職しようかどうか悩んでいる方へ。 こんなことで悩んでいませんか? 初めての転職で不安 年収・給料アップしたい 自分の市場価値を知りたい 自分に合った求人がなかなか見つから ...
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Webプログラマー(PG)が年収アップするための3つの方法
1.スキルを高める
WEBプログラマーは他の業種と同じように年功序列の側面があるのも事実ですが、一方でスキルが収入に反映されやすいという特徴もあります。年功序列で定期的に昇給するのと合わせて、スキルが高くなればより大きく昇給することもよくあります。
WEBプログラマーとしてのスキルは早く実装できること、可読性の高いコードが書けること、メンテナンスしやすいコードが書けることです。プログラムは作って終わりではありません。安定稼働するように保守し続け、担当が変わったときにもスムーズに移行できるように読みやすいコードにすることが大切です。
2.上流工程に携わる
プログラマーとしてコードを書くだけでは、年収アップに限界があります。どれだけ早く、わかりやすいコードが書けたとしても、年収600万円程度に落ち着くでしょう。
さらに高い年収を目指そうと思うならば、開発の企画や設計、要件定義などの上流工程に携わるようになることです。
実際にコードを書く前に、そのシステムやアプリが解決する課題を明確にしてよりよいモノを設計したり、ユーザーの使いやすさを重視したりすることは、プログラマーとしてコードを書くことよりも付加価値が高いとみなされるからです。
3.より規模の大きな会社に転職する
年収を上げるために転職するというのも選択肢の1つとして考えられます。たとえ同じスキルを持っていたとしても、働く会社によって年収や待遇は大きく違うからです。
中小企業のWEBプログラマーの平均年収は450万円程度なのに対して、大企業になると568万円になります。シンプルに、今の会社よりも大きな規模の会社に転職するだけでも年収アップを実現できることは多いです。そして年収だけでなく待遇もよくなる可能性があります。
ワンランク上のWebプログラマー(PG)になるためのキャリアパス
WEBプログラマーには「35歳定年説」というものがあります。WEBプログラマーは終日パソコンに向かって開発し続けるので体力的に過酷で、働き続けることが難しいとされるからです。
そのためWEBプログラマーとなったことに満足するのではなく、ワンランク上のWEBプログラマーとなるにはどうすればいいか考えることが大切です。
WEBプログラマーのキャリアパスは大きく2つに分かれます。チームを統括し、部下を育成するマネージャー職か、プログラマーとしてのスキルを徹底的に磨くエキスパート職です。
どちらがいいというわけではないですが、マネージャー職に進む方が一般的です。プログラマーとして経験を積んで、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーを経験し、開発プロジェクトのマネージャーとなったり、ITコンサルタントになったりします。「WEBプログラマー」という職種にこだわらず、様々な経験を積んでいきます。
そしてもう一つの道がエキスパート職です。現場で働き続け、自分の好きな技術や得意分野を徹底的に深めていき、アーキテクトやスペシャリストを目指します。WEBプログラマーとして新しい技術を追いかけることはもちろん、誰にも真似出来ない専門性を磨くことが求められます。
険しい道ではありますが、プログラミングを続けたい、モノづくりに関わり続けたいという人はエキスパート職を目指す人が多いです。職種としてはWEBプログラマーから、各分野に特化したデータベースエンジニアやネットワークエンジニア、アプリケーションエンジニアなどと呼ばれるようになります。
働いていく中で、自分にあったキャリパスを見つけていきましょう。
未経験からWebプログラマー(PG)を目指すには
様々な業界でIT化が進められている今、WEBプログラマーが足りないとよく言われます。さらにプログラミングは「手に職がつく」仕事でもあるので、未経験からWEBプログラマーへ転職する人も増えています。
人手不足ということもあり、WEBプログラマーは未経験でも募集している求人は多くあります。プログラミングはOJTでも身に付けられるスキルなので、同僚との円滑にコミュニケーションができたり、課題発見・解決できたりするような基本的なビジネススキルがあれば未経験でも問題なく採用されます。
採用されたあとに積極的に技術を学んで実践し続ければ、最初は苦労したとしてもWEBプログラマーとして一人前になれます。
またプログラミングは会社に入らなければ学べないスキルというわけではありません。プログラミング環境はパソコンさえあれば無料で準備することができますし、プログラミングに関する本も多く出版されています。本を読みながら独学でコードを書いてみる、それが難しければプログラミングスクールに通うこともできます。
会社が終わってから、プライベートの時間を使って勉強する大変さはありますが、転職活動を始める前に最低限のプログラミングスキルを身に着けておくことができれば求人の選択肢が広がります。
プログラマーという職種は長時間労働になることが多く、未経験可で求人を出している会社は特に、いわゆる「ブラック」な傾向があります。転職エージェントを利用する場合でも、実績として独学で開発したものがあればより条件の良い求人が紹介されやすくなります。
またスキルの証明として資格を取得しておくことも、未経験から転職する場合には有利です。
まとめ
WEBプログラマーの平均年収から、年収アップのためのポイント、キャリアパスについてもお伝えしました。様々な業種や業務でIT化が進み、WEBプログラマーの需要も今後より一層大きくなります。
そのため未経験であってもWEBプログラマーになることは難しくありません。大切なことはWEBプログラマーとなったあとに、どうなりたいかです。この記事で紹介したキャリアパスを参考にしながら考えてみてください。
現時点での目指したいものが決まれば、転職活動をする上で企業選びの軸となり、ブレずに進めることができるでしょう。